日本の伝説・伝承

日本各地の伝説や伝承についてまとめていきます。

白山の黒百合伝説

白山の黒百合伝説

写真:「エゾクロユリ」。Wikipedia で発表。

石川県には白山の黒百合伝説と呼ばれる伝説があります。

石川県の郷土の花である黒百合。
花言葉は
・恋
・呪い

アイヌの言い伝え

好きな人への想いを込めた黒百合の花を、誰にも知られないように想い人の近くに置いておく。
想い人が誰から送られた花か分からないままこの花を取れば必ず結ばれる。
しかし、美しい言い伝えとは別に、黒百合には忌まわしい呪いの伝説も残っています。

呪いの黒百合

戦国時代、現在の富山県を治めていた佐々成政(1536-1588)には、早百合という美しい女性が仕えていました。彼女を愛していた成政でしたが、早百合が浮気をしているとの偽りの告げ口にだまされ、無実の罪で早百合の命を奪ってしまいます。

早百合は死の直前に「立山に黒百合咲かば、佐々の家は滅しよう。」と呪いの言葉を叫びました。

その後、成政は日本を統一した秀吉とそりが合わず、現在の熊本県に移ります。
成政はなんとか秀吉に取り入ろうと、秀吉の正室ねねに加賀白山から取り寄せた黒百合を送りました。ねねは珍しい花であることを自慢しようと、淀の君を茶会に招いたのですが、淀の君はこの花が白山の黒百合であることを言い当ててしまい、ねねは大変な恥をかくことになりました。

成政は恥をかかされたねねの恨みをかってしまい、間もなく領内の一揆の責任を取らされ切腹してしまい、早百合の呪いの言葉通り、佐々成政はお家断絶となりました。

以来、黒百合は人を不仲にして家をほろぼす呪いの花になったといいます。

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