日本の伝説・伝承

日本各地の伝説や伝承についてまとめていきます。

太閤ランドにまつわる、白蛇伝説

太閤ランドにまつわる、白蛇伝説

太閤ランドの白蛇

富山県射水市黒河にある太閤ランドには、昔農業用水として使われていた女堤、または女池と呼ばれる池があります。この女池、昔は少し雨が降っただけで堤防がすぐに決壊し、そのたびに村人は補強に追われていました。

あるとき、村の衆が堤防を補強していると、一人の尼が通りかかりました。
尼いわく、「堤防が切れないようにするには、人柱を立てるのが良いでしょう。」とのこと。

村人は、「それは良いことを聞いた、それでは早速あなたが人柱になってくれ。」というと、嫌がる尼を無理やり捕まえ人柱として池に沈めて堤防を作り直しました。

その後、堤防が決壊することはなくなり、それ以来この池を女池と呼ぶようになり、尼は池の主の大蛇になったといいます。

尼が自ら人柱になった?

一説には尼が自ら人柱をかって出たという話もあります。

尼は、「私が人柱になりますから、早く土をかぶせて堤防を築きなさい。」といいながら、堤防の切れ目に立つと、泥水を浴びながらも凛とした姿でお経を唱えました。
村人達はその姿に仏の姿を重ね、「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」といいながら泥をかけていきました。やがて尼の読経の声が聞こえなくなり、堤防の補強が終わりました。

不思議なことに積んだ土はすぐに固くなり、どんな雨が降ろうとも決壊することはなくなりました。
以後、大雨が降ると池の中ほどから白い大蛇が顔を見せ、黒河の里を見渡すと安心したように池の中に戻っていったという噂が里中に広まりました。

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